この記事はこんな方にオススメします!
- セルフリノベ未経験者の方
- セルフリノベ素人の方
- 和室のセルフリノベに取り組んでいる方
- 長押に興味のある方
- ノコギリの特性を知りたい方
そもそも長押とは?
「日本建築で、柱と柱との間を、柱の側面から横に打ちつけた材木。」(引用:日本国語大辞典)
大昔は格式高い建築に使用されていたようですが、現代では一般的な和室にも使用されているので馴染みがあります。
柱の補強も多少あるようですが、ほぼ飾りのようです。
そのため取り外しても問題はありません。
長押を取り外して、建物の強度に問題があるようでしたら欠陥かもしれません。
長押は簡単に取り外せるの?
素人でも長押(なげし)を簡単に取り外すことができます。
コツさえ掴んでしまえば、特別な腕力はいりません。
長押はビスやネジで止まっているので、その部分に注意して取り外していきます。
長押を取り外す前の下準備
事前に長押付近を掃除しましょう!
おそらく長押の裏は建築時からの埃などのゴミがたまっているはずです。
取れる範囲で良いので、掃除機で入念に埃を吸い込んでおきましょう。
長押と壁の間に隙間があまりないので難しいです。
掃除機が重い、掃除機本体の構造上、長押の裏に上手く合わせられないと言う方はノズルの取り外しができるスティッククリーナーをオススメします。
長押の取り外しに必要な道具
- ノコギリ(長押は横に長いので、ノコギリで細かく切断して、外していきます。)
- ドライバー(長押はネジで固定されていますので、ドライバーを使います。)
- 革手袋(長押を切断しボキッと折る際に革手袋を履いていると滑り止めとなり安全です。)
- 黒マーカー(ノコギリで長押を切断する際、マーカーで線を引いておくと分かりやすいです。)
実際に長押を取り除いていきます!
長押をアップにした写真です。
元々の状態はこんな感じです。
30年近くお世話になったので感謝の気持ちを持って、長押を取り払っていきます。
長押は横に長いのでノコギリで切断し、分割して取り払っていきます。
まずは黒のマジックペンで切断箇所にラインを入れていきます。
マーキングの範囲が短ければ短いほど、長押を手で外すのが楽になります。
腕力に自信のない方は切断する間隔を狭めることをオススメします。
滑り止めの革手袋を履いて、準備オッケーです!
それでは切断開始です!!
「ちょっと待って!ノコギリなんて危ないもの人生で一度も使ったことない!」
という方にノコギリの特性ついてさらっとお伝えします。
ノコギリの特性
ノコギリの切断箇所にはギザギザの歯形が付いています。
この歯形部分を木材に思い切りぶつけても、歯形が木材に突き刺さるだけで切断はできません。
この鋭利な歯形に前後の力を加えることではじめて切断能力が発揮されるのです。
つまり歯形+前後の摩擦力により対象物を切断することが可能となるのです。
原理としては包丁と同じですね。
怖いですが、手のひらに包丁の切断部を絶対にブラさず軽く当ててみてください。
手のひらはびくともせず、傷もつきません。
手のひらの上で豆腐を切る時によく分かりますね。
手のひらの上に置いた豆腐に対して、包丁を前後させず、押すようにして切っていきます。
手のひらに接触するかしないかのところで、包丁を押すのを止めます。
豆腐は切れていますが、手のひらは傷ついていません。
長押を切断していきます!
それではノコギリの特性を理解して、切断開始です!
マーカーを引いた箇所に切れ込みを入れ、切断していきます。
革手袋を履いているので滑らず腕の力が上手く伝わります。
長押を腕の力で取り外していきます!
マーカーを入れた箇所の根本部分までしっかり切断できたら、後は手の力で取り払います。
長押に切れ込みを深く入れれば入れるほど、取り外すのが楽です。
30年以上ぶり(建築時)に長押の裏があらわになりました!
大量の埃やゴミが出てきたので掃除機で一気に吸いました。
下準備の掃除である程度ゴミを吸引できていれば、最低限で済みます。
長押の裏から銀のキョロちゃんが登場です。
かつて子供部屋だったので、長押の裏に勝手に入り込んだのでしょう笑
長押の裏をよく観察してみると、梁(柱と柱をつなぐ横の木)の上に色の違う木材があります。
この木材はネジで固定されているので、プラスドライバーを使って外します。
長押を取り外し、剥き出しとなった状態です。
かなりスッキリとした感じです。
一般的に長押で見えない壁の下部分はしっかり作られていないようです。
壁を作る前に長押を取り付けているからではないかと思います。
また柱に台形の空白部分があります。
こちらは新たな壁作りの際に何らかの方法でしっかり埋めていきます。
長押を綺麗に取り外す方法まとめ
- 長押付近の掃除
- ノコギリ、ドライバーなどの道具の準備
- 長押の切断箇所を決め、マーキング
- マーキング箇所の切断
- 長押本体の取外
- 長押の根本部分のネジの取外
- 掃除
リノベ素人でも長押が取り外せました!
切断作業で力を使いますが、筋トレになり一石二鳥です笑
取り外した長押はゴミ袋に入るサイズまでノコギリで細かく切断し、燃えるゴミの日に出すことを推奨します。
取り外した長押の端が鋭利になっているので、ガムテープでぐるぐる巻にしておくと、ゴミ置き場に運ぶ際に安全ですし、ごみ収集の方にも優しいです。
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