この記事はこんな方にオススメします!
- 砂浜に車がスタックしてしまった時の脱出方法を知りたい方
- 砂浜にスタックしてしまった時のお助けツールを知りたい方
- 砂浜にスタックしてしまった時に自力で脱出する方法を知りたい方
砂浜にスタックした時の脱出方法
- 牽引ロープで他の車に引っ張ってもらう
- タイヤの下にスタックラダーを挿入する
- タイヤ周りをとにかく掘りまくる
- 素直にJAFを呼ぶ
1人で砂浜でスタックした時の絶望感
私は某県のビーチを訪れた際に、車の四輪全てがスタックしてしまった経験があります。
パートタイム四駆のエブリイに乗っていたのですが、まさか砂浜でスタックするとは思いませんでした。
パートタイム四駆とは、ボタンひとつで二輪駆動から四輪駆動に切り替えできる車のことです。
普段の運転時は、FR(後輪駆動方式)ですが、4WD(四駆)に切り替えることで、悪路でも走行可能となるのです。
エブリイバンが完全に砂浜に埋まっています。
アクセルを踏んでもどうにもびくともしないので、諦めて写真を撮りに行きました笑
ところで、なぜスタックしてしまったのかというと、私が入ったビーチの入り口が正規の入口ではなく海側に渡れない場所で、走行途中で車を止めてしまったからです。
海側に行く道を探しながら走行していたところ、川のギリギリ手前で止まってしまい、ついにスタックしてしまいました。
写真でも分かるように小川が流れていて、この川が海まで流れていることから、川の向こう側に行けない地形なのです。
目の前の川を越えれば、海に行けるのですが、どうにも進めません。
砂浜に入る前に四駆に切り替えましたが、一度止まってしまうと、どうにも動きません。
これまで他の砂浜を走行した経験がありましたし、そもそも四駆車ということから慢心が生まれ、水分を多く含んだ砂にハマってしまいました。
周りには人も車も全くいません…
牽引ロープで他の車に引っ張ってもらう
砂浜にスタックしてしまった時は、まずは人力で車を押して、脱出を試みましょう。
乗員が2人以上なら、1人がアクセルを踏み、もう1人が人力で車を押すといった形が良いです。
それでも動かなければ、もうお手上げです。
近くに助けてくれそうな車が走っていたら、懇願して助けてもらいましょう。
「人力で頑張ったけどどうにもなりません。」
「神様、仏様、お願いします。」
キーポイントは、「なんとか自分たちで頑張ったけど、動きません。」という気持ちです。
助けてくれる人がいたら、ロープやベルトを車の牽引フックに結び、引っ張ってもらいます。
最大破断力は12tと、大体の車なら牽引できる強度を持ち合わせています。
使い古したものや品質に問題があるものだと、牽引中に切れてしまう可能性があるので、牽引ロープの近くにいないようにしましょう。
仮に切れた牽引ロープがものすごい勢いでぶつかってきた場合、大怪我ではすみません。
助けてくれる方が牽引ロープを持ってない場合もあるので、万が一のために車に牽引ロープを置いておきましょう。
タイヤの下にスタックラダーを挿入する
タイヤの下にスタックラダーを挿入して、タイヤをなるべくフラットな状態にしたら、一気にアクセルを踏み込んで脱出しましょう。
例えばエブリイのような後輪駆動車であれば、後輪タイヤの後方側にスタックラバーを挿入し、バックで脱出するのが好ましいです。
スタックラダーをシャベルのように使って、各タイヤ周りを掘っておくと、脱出しやすくなります。
どうしても前方に脱出しなければならない状態であれば、前タイヤがなるべくフラットな状態になるように工夫する必要があります。
いずれにしてもスタックした時の状況を冷静に分析して、どのタイヤを動かせば、効率良く抜け出すことができるかを考えましょう。
スタックラダーが2つあると、より脱出しやすくなります。
仮に人が少ない環境でスタックした場合、できる限りは自力で脱出する必要がありますので、スタックラダーがあると安心です。
仮にスタックラダーなどのツールを持ってない場合、平らな木の板などを使用すれば、脱出することができます。
もちろんスタックした場所に都合よく木の板が落ちている可能性は少ないので、スタックラダーのようなツールを車に置いておくことをオススメします。
タイヤ周りをとにかく掘りまくる
人が全くいない。
スタックラダーのような便利ツールも持ってない。
平らな板も落ちてない。
この状況は完全に詰んでいます。
大人しくJAFに連絡して、助けてもらいましょう。
しかしどうにか最後に悪あがきを、と思った方はタイヤ周りをとにかく掘りまくりましょう。
掘って、掘って、ひたすらに掘りまくるのです。
掘りまくった結果、地中から水がドバッと出てきました。
この水分の多さが、砂浜にハマった理由です。
一般的に乾いた砂浜なら、四駆車であれば、すぐに抜け出せます。
しかし水分を多く含んだ砂は、ぬかるんだ泥のようなもので、簡単には抜け出せません。
スコップなんて持ってないので、必死に手で掘りまくりました笑
全てのタイヤ周りを掘りに掘りまくり、全力バックしたところ、ついに抜け出せました。
最終手段であるJAFを呼ぶ前に、悪あがきして良かったです。
悪戦苦闘していると、遠くの方に車が見えました。
早くあっち側に行きたい…
とにかく抜け出せて良かったです。
目の前の小川が徐々に車の方に侵食している気がして、正直、非常に焦っていました。
皆さんも砂浜に行く際は、スタックに気をつけましょう。
四駆車であっても、悪路に慣れていたとしても、セーフティーツールを準備しておくと安心です。
砂を掘ったところで、どうにもならない状況だと割り切ったのなら、すぐにJAFに連絡しましょう。
変にエンジンを吹かして、車が故障してしまっては本末転倒です。
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